ゲーム図書館構想

オンラインゲームの"サ終"の無い世界をWeb3で実現する

オンラインゲームのサービス終了による文化的価値の喪失

パッケージ化されたゲームであれば、ゲーム会社が倒産しようとも、そのゲームを遊ぶ続けることが可能です。しかしオンラインゲームは、一度サービス運営会社がサービスの終了を決めてしまえば、そのゲームで遊ぶことは二度とできなくなってしまいます。

私達は、ゲームをアート、音楽、ストーリーを含んだ、人々にかけがえのない体験をもたらす「文化資産」であると考えています。100年後の未来においても、誰でも過去の名作がプレイ可能な形で保存されるべきであると考えており、実際に同様の思想から、パッケージ化されたゲームを国会図書館等で保存しようとする活動が広がっています。

しかしオンラインゲームに関しては、どれだけゲーマーから愛されサービスの終了を惜しまれていようとも、運営会社がサービスの終了を決め、二度とプレイできない状態になってしまうケースが少なくありません。

Web3での解決可能性

私達は、Web3の特性を活用し、ゲームを分散管理・運営する体制を作ることで、ゲームの文化的価値を一生遊べる財産として保存することが可能なのではないかと考えています。

DAOによる運営

Web3系のサービスは、初期は発起人主導での中央集権的な組織運営ですが、最終的にはトークノミクスによって分散化された組織であるDAO(Decentraland Autonomous Organization)への移行を目指すケースが多数存在します。徐々にユーザー主導でのゲーム運営(キャラクターのナーフ・強化や追加コンテンツの設計等)に切り替えていくことで、永続的なゲーム運営の実現が可能だと考えています。

インフラとしてのブロックチェーン

ブロックチェーンは非中央集権的なインフラです。サービス提供者によるインフラの管理が不要で、固定の維持費がかからないという特徴を持ちます。現状ではサーバー機能の多くは既存のインフラで運営することが必要ですが、将来的なブロックチェーン技術の発展によっては、サーバー機能のすべての機能をブロックチェーン上に載せるシナリオもあり得ると考えています。

トークンによるエコシステム

トークンの存在は、第三者や、熱狂的ユーザーからの資金調達を可能にします。投資した人はゲームが盛り上がるに連れてリターンを得ることも可能です。サービス運営者、ゲームプレイヤー等のステークホルダー間のインセンティブの調整をなめらかにする効果を期待できます。

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